「活きアジ」か「ジギング」か・・・根魚フィッシィング

活きアジとジギング・・・よーいどんで勝負したら、いったいどちらが釣れるでしょう??
最近は活きアジとジギングを同じポイントで交互にしたり、
ほかの人の釣果と比べたりして検証してるのですが、反感を買うのを覚悟で言わせていただくと、
「意外にジギングの方が数は釣れるんじゃないか・・・」と感じます。
もちろんコレには説明が要りますよね。

ジギングのジグは所詮疑似餌だから、バイトに関しては活きアジの方が多いでしょうね。
ま、ジギングは活きた魚を真似てアクションさせるわけだし、リアルさがまるで違うんで、
当然といえば当然、この点は文句ナシに生餌にかなわないです。
ただ、1日の釣果を競った場合はジギングが有利だと思うのは、大きく下記の2点にあるんです。

まず、朝にスタートして、ジギング組はポイントに直行、
かたや活きアジ組はまずサビキからはじめなくてはならないことです。
私は主に春から初夏にかけての釣りになるんだけど、
これがまた、この時期はアジをキープするのは意外に大変です><
走りまわってアジをキープできたらまだいいけど、
この時点で朝のベストタイムをかなりロスしてしまいます。
何より、アジが釣れないと始まらないので、心臓に悪いです・・・><
そしてアジを釣っても、夏場は水替えしたりポンプの点検など、
いろいろと気を使わないといけないし、活かしておくのがまた大変ですよね。

そして、もう1点は、すっぽ抜けたり、バイトをフッキングミスした時。
活きアジの場合は巻き上げないと仕方がありませんよね?
そして餌を付け替えた時にはポイントは大きく移動していて、
また根の上に移動・・・この釣りは時間のロスがすごく大きいですTT
ジギングならば、アタって乗らなくても、そのまま釣り続けられます。
すぐにフォールすると、同じポイントに入るため、ミスした魚が追い食いするかもしれませんし、
実際、ミスしてもその魚は餌をほおばっているのではないし、活性もあがってますし、
けっこうすぐにフォールしたら食ってくるパターンは多い
です。

こんな理由から、釣果だけを比べたら、決してひいきしているわけではないのですが、
「ジギングの方が釣れるんじゃないかな〜」なんて思います。

ただ、もちろんジギングにも欠点があって、ジギングは止めるとただの金属の塊なので、
常に動かさないといけません。

だから超低活性の時はどうしても不利になりますね。

それから、同じ根魚でも、魚種による差がかなり大きいと思います。
例えばおなじみのガシラ。この魚以外はほとんどがフォールで、着底と同時、
もしくは底を切った瞬間に食う
んですが、
ガシラに関してはジギングの早い動きはどうも苦手みたいですね。
釣れないことはないのですが、一瞬止めたり、ゆっくりネチネチやっている方がよく釣れます。
釣れるといっても、活きアジと比べて明らかにガシラの割合が少ないので、この魚に関しては
どうもジギングは分が悪いようですね。


う〜ん、つまるところ、魚によって反応が違うし、同じ魚でも活きアジ、ジギングの
どちらかにしか反応しない魚は多いと思うので、両方持っておくのが一番でしょうね。

例えばバスやシーバスの場合は同じポイントでもルアーをあれこれローテーションするんですが、
根魚の場合も同じ感覚で、違う攻め方を持っていたほうがいいんじゃないでしょうか??
釣り荒れが進むポイントでは、いる魚をいかに食わすかという点も重要になるかもしれません。

剥製工房★GALAXY