懐かしの・・・熊野・古座・・・

19歳の時にバイクのツーリングで、紀伊半島を釣りをしながら1周したときのこと。
たまたま立ち寄った熊野川で、スズキ(ヒラ)を狙っていたら、HIT!。
おそらく「マル」だったと思うけど、その時バラしたのが
(結局、「尻尾」だけしか見えなかったけど、今から思っても軽く90upと思われ・・・)
あまりに悔しくて、その幻を追い求めて、以後3年にわたってこの川に通う事に・・・

しかしこの「大河」、私が思っていたほど、そんなに甘くはなかったですね・・・
結果から言うとメインターゲットの「ヒラ」は3年で60弱ぐらいのが1本だけ・・・
古座川・熊野川、そして途中の荒船海岸の地磯を叩き倒したんだけど・・・
でも、これだけ通って「ヒラスズキ」といえるサイズを見た事もないので、
周りもたぶん、そんなには釣れていなかったんでしょうね。
もしくは私の行く日がたまたま良くなかったのか・・・
やっぱり雨後などの条件を選ばないと、河口のヒラは厳しいです・・・><

一方「マル」はというと・・・こちらも全然でしたね。
だいたい5回の釣行で1,2本かなあ・・・^^;
当時の釣行は2泊3日だったから、約20時間ぐらいキャストしての結果です。
そして、最大は80センチ・・・
どうもここの河口は大きな群れを作って回遊してくるみたいで、
いい時は、みんなに順番にアタりました。
でも、ほとんどは誰もかすりもしない日で、コンスタントな釣果は期待薄でしたね。

で、釣り場で耳にする話が、これまたデカい・・・
「横のアングラーがマルの120センチを釣ったのを見た・・・」とか
「ヒラメの90センチを河川内で釣った・・・」などなど・・・
今から思えば、これですっかり 「その気」 にさせられましたね・・・

シーバス狙いは主に夜間なので、昼間は何をしていたかというと、
これまた「浮気性」な私のこと、いろいろしたんですが、その1つが七里御浜で「青物」狙い。
ここでは「バケ」と呼ばれるツノのようなもので遠投して狙うんだけど、たまにツバスシオがくるぐらいで・・・

それよりも熊野川横の鵜殿港での「メッキ釣り」の方が楽しめましたね。
「メッキ」といえども、これが意外にデカいんですよ^^
12月ぐらいになると、30センチ級が釣れたりするし・・・

他にやったのは、鬼ケ城の地磯で「グレ釣り」。
もちろんエサ釣りだったんですが、これはもういつ行っても大漁でしたね(^O^
「ネンブツダイ」の多さには閉口しますが、グレもまたけた違いに多い・・・
ま、サイズは30センチ以下がほとんどでしたが、貴重な「お土産ターゲット」でしたね^^

この頃はやり始めた「アオリイカ」もけっこう狙ったんだけど、あんまり釣れませんでした。
当時より今の方がアオリ、多いんじゃないですかね?
小型がパラパラぐらいでした・・・<>
シーバスと時間的にダブるのであんまりしませんでしたが。

他魚の中で一番ハマったのが、三輪崎漁港での「クエ」釣り。
当時、深夜に港内で「クエ」(といっても40センチぐらいまで)が釣れたんですよ。
確率はシーバスと同じかそれ以下だと思いますが・・・

で、仕掛けがまたスゴい。
メタルジグに4インチのワームをつけて、軽くキャストして躍らせる・・・
私にはシーバス同様??釣れませんでしたが、良型のガシラはけっこう釣りましたね。
最大は28センチ。
ショアからこのサイズだとなかなかデカいでしょう?
熊野川で夕マヅメが一段落したら、いつも「クエ」を狙ってました。
で、朝マヅメは古座、というのが私のパターンでした。

熊野川というと168号線か169号線の、いづれも山越えで行くんだけど、これがまた遠い・・・><
熊野川で片道約220キロ、5時間、古座に至っては片道260キロ、6時間・・・
もう、うんざりするぐらいの長旅です。

そんな遠い道のりなんですが、楽しみが1つあったんですヨ(^O^
それが168号線、本宮にある日本最大の露天風呂「仙人風呂」
といっても、河原をほって石を並べて作っただけなんだけど・・・。
(この周辺の河原は掘るとどこでも温泉が出ます)
帰りはいつも温泉につかりながら、今釣行の反省会??でした(^^;
(仙人風呂は無料(当時は)ですが、夏場は雨が多いのでなくなりますので、念のため・・・)

ターゲットのシーバスはあんまり釣れなかったけど、
それでもいろんな魚が釣れたし、温泉の楽しみもあったし・・・
釣れなくてもイメージばかりが膨らんで、夢を追いつづけた3年間でした。
今思うと、全てがいい想い出で、古き良き時代でした・・・^^
ここで培った多くの経験が、今の私のスタイルの原点です。

また、いつか行ってみたいですね・・・

懐かしの熊野・古座に・・・

剥製工房★GALAXY