『リール』についての独り言・・・

こと「シーバス」に関しては、1番大切なのはやっぱり回転の「スムーズさ」でしょうね。
投げて巻くのが基本だから当然といえば当然なんですが・・・
回転の「スムーズさ」で言えば、シマノのリール、とくに「ステラ」は本当にすばらしいです^^
さすがにギヤのメーカーだけあって、音もなければ、回転はまるで空気のように軽い・・・
シーバスはさほどドラグ性能は重要ではないので、「ツインパワー」でも十分ですが・・・
私はバスの時代から、代々のこの「ツインパワー」を愛用してきましたし・・・

でも、実は今は「ダイワ派」なんデス。
現在使用しているのはちょっと古い「トーナメントZ3000iA」とカルディアキックス3000、3500番。
ダイワの欠点は、少し使用すると、異音がすること(^^;
このリールは買った時から若干シャーシャー異音がしましたし、今の機種でもやっぱり音は気になります。
ある釣具店に聞くと、コレが気になって修理依頼するケースも多いとか・・・
でもこれについては構造的なモノで、どうしようもないそうです。
とはいえ、コンセプトが分かりやすいし、多少乱雑に扱っても
シマノほどはデリケートでないのも「私向き」みたいです^^

ではそんな欠点を知っていて、なぜダイワのリールを使用するのか・・・その1番の理由はコレです。
シマノのスピニングリールは、ボディは小さくて重量も非常に軽いんだけど、
ロッドにセットするとバランスの関係でどうも重く感じる・・・><
(人によってベストバランスは違いますが・・・)
シマノだとシーバスに最適なサイズは4000番クラスということになるのですが、そのウエイトは約280グラム。
9,6フィートと11フィートに一台で使いまわすには少しバランスの上で軽すぎる気がします。
サイズを一つ下げて3000番にしても、一つ上げて5000番にしてもボディの大きさ重さはほぼ同じというのは、
いくらコストカットが大切といっても、明らかに行きすぎで、コストカット最優先という気がしてしまいます。
もう一つ上げて6000番にすると、明らかに大きすぎます。
そう、シマノには私が考える最適な大きさのリールがないのです。
私は、ロッドとリールの関係は、先にロッドありきだと思います。
気に入ったロッドを購入して、その後に最適なバランスのリールをセットするのですが、
シマノのリールはダイワほど重さの種類がなく、選択肢が非常に限られるのでは?
ちなみに、シマノの4000番は9,6ft以下の方が合うような気がします。

このトーナメントZも2009年でもう12年目。
今までに4回オーバーホールに出していますが、前回はなんと料金12,000円ナリ。
安いリールが1つ買えますね・・・^^;
このときボート用にシマノの「ナビ」(8,000円ぐらいでした)を購入したのだけど、
オーバーホールで、ギヤまで変えて生まれ変わった「トーナメントZ」と、
ハンドルを回し比べて愕然・・・
「ナビ」の方が圧倒的にスムーズじゃありませんか??
価格と性能がリールの世界では比例するものだけど、一昔前となれば、話は全く別
最新機種の廉価モデルにすら勝てないのが辛いところです(TOT)

だから、オーバーホールには出さずに、初級から中級モデルを3年ぐらいで買い換えるのが
「得策」なのかも・・・とも思うのですが、
一応、ウデはともかく「ベテランアングラー」なので、しょーもないプライドがあって、
見栄えを気にして、つい高いものを・・・^^;

セルテートと迷いに迷って、結局カルディアキックスを買ったのも、こんな理由からです。
このクラスのリールを、オーバーホールせずに数年で使い切った方がいいと思ったからなんです^^
比べたフィーリングはほとんど変わりませんでした。
値段は軽く2倍以上の差がありましたが・・・
ものすごくスムーズなんですが、やっぱりシマノにはかなわないのが実感でした。
ダイワのリールは異音がする点は、格段にマシになったものの解消されていませんね^^;

一番大事な回転フィーリングはまずまずながら、このカルディアキックスのドラグは良くないですね。
やや緩めにセットしておいても、想定のテンションがかかっても、全然ドラグが出ないことがよくあります。
滑り出しが特にスムーズではないですね。
シーバスはスピードがないからなんとかなっても、青物の急な突っ込みには、全く歯が立たないでしょう。

剥製工房★GALAXY