2010年10月6日(水) 日本海

なかなか波の状態が芳しくありませんな〜
猛暑の影響で、ようやくシーズンに入ったというのに、ボートはしばらく出られそうにありませんね。
時期的に、シーバスだったらなんとかなるかも?
ということで、今回は平日の釣行です。さすがにボートは危険を伴うので、週末に行くのですが・・・

ポイントに入ったのは5日の午後9時過ぎ、とりあえず最初なんで、状況を見るために由良川に入ります。
水面を照らすと、小さいベイトがたくさんいるので、雰囲気はありましたが、ここはやっぱりボラがいないとあんまり良くないようです。
時間も入るのが少し遅いかな?2時間ほど頑張りましたが、ノーバイトでした。

朝は河口に入るか迷いましたが、様子を見ておきたかったし、久しぶりに小さくても1本取りたかったので、西の湾内に入りました。
少し寝坊気味で、朝の5時頃からやりましたが、一度バイトらしきものがあっただけで、撃沈でした。
荒れ後はベイトが大量に入り、それを追ってシーバスの群れが入るので、
やっぱり安定しないシーズン初期は荒れが一つのチャンスの目安かな。
湾内はベイトが多いので、そのまま湾内に居着く個体もいるだろうし、やっぱり快晴でも安定して釣れるのは11月からですね。

夕方は、再度湾内のポイントでマヅメだけやって、(ノーバイト)再び由良川に戻りました。
昨日は入る時間が遅かったと感じたので、この日は7時半くらいに入ります。
この日もボラのジャンプはないので、少しレンジを下げて、ザブラで攻めます。
開始早々、目の前で40cmほどのハネがHIT。少しして、今度は遠目でHIT!
湾内サイズでしたが、久しぶりのシーバスはやっぱりいいですね。
この釣りは最高ですわ。しかし・・・問題はこの後。
この日は、グローブを忘れた上に、ボガグリップも忘れました。
仕方なく、頭を押さえて、針を外そうとすると、押さえる寸前に大暴れ、フックが指に刺さってしまいました。
もちろん、シーバスはそんなことお構いなしに暴れる、暴れる・・・
完全に油断してました・・・
幸い指にフッキングして、すぐにシーバスがバレたので良かったものの、
それでも手は血だらけ、フックのうちの1本はかなり深く刺さってしまいました。
痛々しい画像は下ですが、(お食事中の方、すみません)こんだけズッポリ刺さると、自分で抜くのは危険です。
というのは、外そうとすると、カエシが組織を引き裂くような形になるからです。
剥製師という仕事柄、手は命なので、大事を取ってここで撤収して、地元の救急センターに行きました。

しかし、さすがはプロですね。地元よりも舞鶴の救急センターの方が釣り針に慣れていかな?と心配したのですが、ほんの一瞬でした。
魚を外すことは慣れている私がやっても全く動かなかったのに・・・
見ていると、麻酔をして、注射針のようなものを反対側から差し込み、返しの部分に先端を被せて抜くという方法でした。
これが一番組織を傷めないんですと!
私も一瞬考えたのですが、針先を出して、カエシをペンチで潰して抜く方法、これは一歩間違えると、危険です。
浅く、横に入った場合はまだしも、より深く刺さって神経に当たる可能性があるので、要注意です。

今回は釣り人生、2度目の救急病院でした。
一度目は、神戸の和田防波堤でブラクリでガシラを狙っていたら、オモリが眼の下5ミリのところに直撃した時。
さすがにこれは焦りました、突然何も見えなくなったので、失明したと思いましたが、出血して見えなくなったのが原因でした。
しかし、釣りはあくまで趣味、安全第一で楽しまなければなりません。
幸い大事に至らなかったので、これを教訓に、今一度考える必要があると思いました。



釣果
シーバス : 66cm   ザブラミノー   他ハネ1
 

剥製工房★GALAXY