2016年11・12月 釣行記

11月4・5日(金・土)

11月に入って、海も荒れる日が多くなってきましたね。
ボートが出せなくても、ショアからのシーバスがベストシーズンに入るので、
例年だったら、なんとでもなるんだけど、今年はどうもシーバスも調子が悪いようで・・・

今年は、何をやっても、芳しくありませんね〜・・・><
近場の福井県をメインに変えたから??
やっぱり若狭湾は魚影は薄いし、近場だけに諦めて撤収するのも早いし・・・

そこで今回は、2日間の日程で久しぶりに遠征してきました。
時期が時期だけに、いつ日本海側のシーズンが終わるかもしれないので、
もう、最後のつもりで徹底的に釣り倒す予定です・・・(予定でした・・・)

金曜日の早朝、まずはシーバス狙いで、湾内のウエーディングからスタート。
朝はあまり釣れないのですが、目的はブレイクラインの位置の確認です。
例年、秋シーズンはここに通うのですが、来るたびにブレイクの位置が変わるので、
これをしておかないと、なかなか効率が上がらないので・・・
釣果は?ま、予定通りのボーズでしたが、これは次への布石ということで・・・。

ここから丹後まで移動して、ボートを出します。
この日は1,5メーター後1メーターの予報で、まだちょっと波が高いので、
昼まで待って、波が落ち着いてから出船しました。

完全に落ちるまでは港の前でティップランをしますが、ここまで来ても、アオリイカはダメですね〜
3時間ほど流しましたが、反応は皆無でした・・・><
粘れば数杯は取れたかもしれませんが、1杯や2杯で捌くのも大変だし、
ここまで遠征したからには、青物を狙いたいので、波も低くなったし、沖でジギングに変更します。

沖のグリに着いて、魚探を見ると、青物らしき感度MAXです。
しかも、有名ジギング船もたくさんいるので、反応はおそらくメジロ以上の魚でしょうね。
爆釣してもおかしくない反応でしたが、シャクってもシャクても全く反応ナシでした。

ジギング船を見ていると・・・やっぱり有名になればなるほど、乗っているアングラーのレベルが高いですね。
ア○バトロスの人のシャクりなんて、もう見入ってしまうレベルですね^^;;
上手な人が乗るから他より釣れる、釣れるからまた、上手な人が乗る・・・
そりゃ、他のジギング船とは釣果が違うワケですね〜

でも、そんなア○バですら、私の見ている限りではHITはありませんでした。
あのシャクりで、あの人数でHITしないのに、私が頑張っても、そりゃ、無理ですね・・・><

エギングしていたポイントでは、アオリイカは釣れなかったけど、根魚らしきアタリがけっこうあったので、
夕方は根魚狙いで1時間ほど流してみました。
すると、アコウ42cmまで数本、ハマチ1。なんとかお土産はGETできました^^;

翌日は朝イチから沖のグリへ向かいます。
相変わらず昨日同様、青物感度はウルトラMAXです。
どこに行っても感度が入りますが、やっぱり全く食いませんね〜^^;;
ジギング船も集まってますが、全く釣れていないみたいでした。
見切りをつけて、ジギング船が去って行ったタイミングで、
青物を諦めて、根魚狙いで、テップランのポイントでインチクに変更します。

飽きない程度に根魚が釣れてきますが、青物狙いの後では、なんかテンション上がりませんね。
水深も30メーター、魚もせいぜい40cm止まりなので、ちょっとスケールの小さい釣りですね。
お土産に根魚をパラパラ釣って、昼前に撤収しました。
グリで青物の感度があって、食わない時は、そこで粘るより、
食う群れを探して同じ水深で移動したほうがいいですね。
群れが違えば、全くヤル気が違うものだし、安易に帰りながら根魚を狙ってしまうと、
再び沖に出るのは億劫になって、結果、早上がりしてしまうパターンが多いので・・・><

夕方は再びショアからシーバス狙いです。
このポイントはもう15年以上通っていますが、
この時期に、夕マヅメの時間でハズしたことはほとんど記憶にないのですが、
キャストすること4時間・・・反応は全くありませんでしたTT
アカン時は何をしてもあきませんね〜なんか今年はボヤいてばっかりで、
まともな釣果は全然ありません><


釣果
マハタ : 45cm  アコウ : 42cmまで約10匹  ハマチ1




11月12日(土)

今週末も天候が良さそうなので、先週のリベンジでプチ遠征してきました。
春に約束したことを、ふと思い出しました。
家内の職場の先輩の友人がやっている居酒屋さんに飲みに行ったのですが、
この時に、「釣れたら持っていきます!!」と言って、それきりになってました・・・><
このままだと、完全に、「狼少年」ですね・・・

もうシーズンも終盤だし、これはなんとかしないといけませんね。
というわけで、今回は居酒屋さんとの約束を守るための釣行でもあります。

ジギングでは、全く反応しない時のために、今回は保険に冷凍アジを持っていきます。
ジギングとは、反応する魚も違うし、居酒屋的には、同じ魚よりも、種類があった方がいいだろうし・・・
先方も仕入れの予定があるから、今回は「魚、持っていきます!」と宣言しての釣行です。
言ったからには迷惑もかけられないし、もう後ろには引けない、
またまた、プレッシャーのかかる釣りです・・・TT

(ホンマに、そんなこと言って、大丈夫なんやろか???先週はコケているのに・・・)


まだちょっとウネリが残っているので、2時間ほど待ってから出船しました。
沖のグリに着くと、やっぱり青物の大反応^^
ジギング船の釣行記から、正体は子メジロです。
前回はカチンカチンだったけど、今回は・・・
ちょっとほぐれたみたいで、時々反応してくれます^^
ショートバイトが多く、HITの半分くらいしか取れませんでしたが、
昼までの4時間で、子メジロ6本GETできました^^

回りには、界隈の有名ジギング船も集結しています。
釣れているので、なかなかこのポイントを後に出来ないのでしょうね。
この状況だと、有名ジギング船のトリプルボギーさん??の釣行記には、「メジロ大爆釣」と出るんでしょうね。
一人5本釣ったら、100本超えますもんね、数の力、恐るべし・・・
釣行記を見ていると、派手な釣果で、「行けば爆釣」みたいに思えてしまいますが、
人数を考えて、ある程度割引??しないと、後で現実を知って愕然とすることになります^^;;

なかなかない程、良い状況なので、このまま青物を狙ってもいいのですが、
同じ魚ばっかりは要らないでしょうし、今回は自分より、人のために釣りを優先します。

50〜70メーターラインで、マークしている根を回ります。
魚探の反応を見て、ジグを落とすか、インチクにするか、冷凍アジにするかを選択して釣ります。
ベタナギになって、魚の反応が鈍くなってくると、やっぱり冷凍アジに分がありますね。
このへんがジギングの限界なのかもしれませんね〜。
根回りをのんびり流していると、何かしら反応があります。
魚種も多彩で、アコウ、ガシラ、真鯛、サバフグ、ベラ・・・
冷凍アジ魚種、サイズを選ばず、居るものはなんでも拾ってきますね〜

70メーターで釣ると、水圧で目玉まで飛び出してしまうので、リリースが出来ません。
小型が釣れてしまうことも多いので、これはこれでちょっと問題があるかもしれません。
胃袋が出ただけだと、針を差して胃袋を押し込んでやると、元気に泳いでくれるのですが・・・

夕方になるとアコウの活性が上がってきました。
30〜40メーターのベイトが多いポイントでバンバン当たります^^
50cm超えたのも久しぶりかな〜??
10匹ほどキープしたので、リミットに達したので、少し早目に撤収しました。

夜にジギング船の釣果を見ていると、おや??あんまり釣れてませんね。
トリプルボギーさんで47本と出てました。
同じ時間、同じポイントにいたハズですが、同じ条件ならば、ミニボートが圧倒的に有利ですね。
ミニボートは回転が速いので、1フォールして移動の繰り返しで、
ダラダラ流さざるを得ない、ジギング船より、はるかに有利で効率がいいです。
ただ、シャクる技術は、圧倒的にジギング船の方が上ですね。
特に、トリプルさん?(あんまり言うと、怒られそうですね・・・ただ、本名も出せないので・・・)
に乗っている方のシャクりなんて、見とれてしまうほどウマイ!!
ウマイ人が乗るから釣れる、釣れるからまたウマイ人が乗る・・・完全に好循環ですね!!
いやいや、プロの仕事です。素晴らしいです!


釣果
子メジロ : 60〜65cm 6本 ハマチ 2本
アコウ : 51cmまで12匹   真鯛35cm   アオハタ30cm   他 ガシラ、サバフグ、ベラ等





11月13日(日)

さて、2日目です。
朝一番はグリに向かいます。
昨日と同じく、青物の感度は超MAXですが、この日は何をやっても全く反応ナシです。
一日違いで、これだけ状況が変わるものなんですね・・・
ま、「昨日は良かったのに・・・」というのはよくある話で。
良かった「昨日」に居合わせられたのが幸運だったのかもしれませんね。

午前11時まで約4時間、バラシが1だけでした・・・。
今日は昼上がりの予定なので、このままだと、完全にボーズです。
青物は鮮度落ちが早いので、2日目の今日に釣っておきたいので、
ここでハマチ狙いに変更します。

ちょっと浅い50メーターくらいのポイントでは、一面ハマチのナブラです。
飛び道具を持ってきてないので、ジギングで狙いますが、それでも素直に反応してくれます。
入れ食いとまではいかないものの、2時間ほどで約20本ほどキープできました。
ハマチと言っても、よく肥えていて、とっても美味しそう^^^^

ここで、まさかのラッキーパンチが!
さっきまで何をやっても全く反応しなかったハズのメジロが!
しかも、昨日の子メジロよりも明らかに太い!!
長さは5cmほどしか変わりませんが、厚みが違うので、
ウエイトは大げさに言うと、倍ぐらいあると思います。
完全に「寒メジロ」体型です。
釣りたての寒メジロ。
処理は万全、なんてったって、釣果を犠牲にしてまで、手間暇かけてます。
釣ってすぐ、エラの一部を切って水が入ったバケツに頭から入れて放血、
暴れて血が出尽くした頃合いを見て、活き締め、神経締めを行い、
海水氷水で上がった体温を急激に冷やす。
3時間ほど経ったら腹を出して、弱冷のクーラーボックスに移す。
これが私が考える、最高の処理方法です。
最高のコンディションの魚に、最高の処理を施したものを、プロの料理人はどうのように捌いて、
どうのような評価を下すのか、また、お客様の反応はどうなのか、

とっても興味があります。

今回は、プレッシャーのかかる中、形が作れて良かったです・・・ホッ^^;;;;

夕方は帰り道でシーバスを狙いましたが、なぜか今年はダメですね。
ベイトはたんまりいるのに、捕食音もないし、全くシーバスの気配がありません。
有名になって、アングラーも漁師も増えたので、このポイントはもうあんまり長くないような気さえします。
20年近く、さんざんお世話になったポイントだけに寂しいですが・・・

追伸
居酒屋さんから届いた、メジロの画像を1枚。
背身のお造りですが、どうでしょうか?
めちゃくちゃ美味そうでしょ??

釣果

メジロ : 70cm      ハマチ : 50cm級約20本    他、ガシラ






11月18日(木)

シーバスの80cm〜85cmのセミオーダーが入ったので、今回は仕事の釣りです。
例年だったら、ショアから十分に可能性があるんだけど、今年はなぜか絶不調TT
これからの時期は日に日に厳しくなるし、大寒波でいつシーズンが終了するかも分からない・・・
「なんとか早めに、KEEPしておきたい!!」
となると・・・確率から考えると、「夜のボートプラギング」が一番かなぁ??
天気図を見ていると、高気圧が張り出して、波風ともに弱い予報なので、昼間は沖で青物、
半夜で、湾内でボートからシーバスを狙う予定です。

出港して沖に出ると、思いの他、風が強〜い・・・><
南風が強くてボートが止まらない・・・
朝一番は風が強いことが多く、今回は収まっていく予報なので、
無理をせずに風裏になる磯際にへばりついて、水深30メーター付近のブレイクを流します。
すると、魚探には時々青物の大きな群れが映りますが、全く反応しません><
風が西風に変わったタイミングで、安全のために西へ走り、50メーター付近まで出ますが、
ジグとインチクを交互に投下しますが、やっぱり何をしても反応ナシです。
最近、潮が緩いのかなぁ、丹後も大反応なのに、ほとんど口を使わないみたいですね。

午前10時頃、風が北東に変わり、急に荒れだしました。
西に走っているので、こうなると大変です。
すぐに撤収しましたが、あまりに急変したので、向かい風の中、シブキでボトボトになってしまいました。
判断が早かったので、なんとか無事に帰れましたが、あまり予報を過信してはいけませんね。
天気予報はある程度信用できますが、風予報、波予報は全くアテにならないことが多いです。

とはいえ、急変する時でも、何か前触れがあることも多いです。
今回を振り返ってみると、やや黒い雲が近づいた時点で気がつくべきでした。
雲の下だけ、ピンポイントで強い風が吹いて、
急に荒れることがあるので、小さな変化を見逃さないように、
常に周りの状況を確認しながら釣らないといけませんね。


後でジギング船の釣行記を見ましたが、福井県だけでなく、丹後の有名ジギング船ですら、
全て昼上がりとなってました。
みなさん口を揃えたように、「予報に反して・・・」と書いていたので、
プロですら、判断はなかなか難しいようですね。

午前上がりになりましたが、この日はベタナギ予報で、
人も結構多かったけど、みんな無事に帰れたかな?
朝に何人かと情報交換をしてたので、ちょっと皆さんが心配になりました。

湾奥のシーバスはできそうな感じでしたが、ボトボトになって、心が折れたので、これにて撤収としました。
なんとかお土産にアコウが取れたので、早めに上がって、鯖街道の紅葉でも見て、
釣りたてで一杯します^^;;
今年の紅葉はアタリですね、去年と全然違いますね。

釣果
アコウ : 38cm   真鯛 : 35cm  他 サバフグ




12月3日(土)

気がつけばもう12月、海も荒れる日が多くなりましたね〜。
この時期になると、予報が良くても、出られない日も多いので、
ボート1本での釣行はちょっとギャンブルに近いですね><
前回が不完全燃焼だったので、今回がラストのつもりで、
ここのところ好調?らしいサゴシ、青物を狙ってみます。
80cm以上のシーバスのセミオーダーが入ったので、
昼間はボート、夕方から朝まではショアからシーバス狙いです。

出船して、まっすぐ沖のグリに向かいます。
途中の湾内や、湾口、などでは、時々大きな魚影が映り、
サゴシがジャンプしているのも見えますが、なかなか捕まえられませんね。
たぶん、この釣りに慣れていないから半信半疑なんでしょうね・・・><
今までジギングで事故的に釣れてくることはあったけど、専門に狙うことはあまりなかったので・・・

ジギングではなくて、遠投で横に釣るのがいいようだけど、
こうなるとキャスティング用の、専用ロッドで狙わないと厳しいですね。
ジギングロッドで遠投しているようでは、話になってないような気がしますTT

沖のグリでは青物の大感度ですが、何をしても全く口を使ってくれませんでした。
結局、昼までやって、まさかのエソが1匹だけで、ボート最終戦は撃沈でした。

さて、ここからが本番のシーバス狙いです。
通いなれた由良サーフに入りますが、地形が大きく変わっていますね。
これは毎回のことなのですが、今回は河口部が広くなりすぎて、
ポイントが絞れない状態です。
遠投しても、おそらくシーバスの回遊ルートに届いていないのでは?
この時点で河川内に移動すれば良かったのかもしれませんね。
寒波の後は海の方が無難と思ったのですが、
結局、ヒラセイゴが1本だけで、こちらもほぼ撃沈でした><


釣果

ヒラスズキ : 40cm



12月20日

日本海遠征がイマイチ続きだったので、最後はホームの琵琶湖で。
さすがに寒波と風で出られない日が多い中、地元の特権で、
暖かい日が続いた無風の日を選んで行ってきました。

まずは出た所のちょっと沖からスタート。
無風の上、エレキがないので、まったくボートが動かない・・・
仕方がないので、オールで時々漕いではキャストすると、あっさりHIT〜^^
45cm級でした。

アングラーズさんによると、まだクランクなどの秋のパターンで釣れているとのことことだったので、
この日は久しぶりにデプスのプロップジグを使いましたが、これ、やっぱり釣れますね!
スコーンではアピールに欠ける時、チャターを使うことが多いですが、
プロップジグも選択肢に入れといた方がいいですね。
チャターはいろんなメーカーから出ているけど、このプロップジグに似たルアーはあまりないし、
まだそんなにスレていないのかもしれませんね。

ストラクチャーの周りを、流すコースを変えて引くと、出ました!!58cm〜^^
よく考えたら、これ、今年の最大のバスでした。
最終戦で、最大サイズが出るのはよっぽど運がいいのか、今までがショボかったのか・・・

同じパターンで50cm弱くらいのサイズが3本、Mのストラクチャーでも50cmクラスを追加したところで、
急に霧が出てきました。
夜なので、安全第一、念のために出船場所の沖に戻りました。
そして・・・しばらくすると、全く前が見えないほど、霧が濃くなってしまいました。
3メーターのボートで、ボートの先端が霞むほどの霧は初めてです。
歩く速度よりも遅い、超徐行運転にも関わらず、全く周りが見えないので、もうヒヤヒヤです。
エリに何度もぶつかりそうになりました。

こんな時、人間の感覚もアテにならないですね、岸と思う方向に走っても、GPSを見ると、反対方向だったり、
ぐるぐると同じ所を回っていたり・・・><
GPSがなければ、おそらく帰れませんでした・・・><
沖にゴムボートが何隻がいたけど、大丈夫だったかな??

霧でこんなにも怖い思いをしたのは初めてでした。
霧が出始めてすぐに、近くまで戻った判断は正解だったと思います。
冬場の無風の日で、暖かい日の深夜は特に霧が出る可能性が高いです。
今まで、波や風ほど気にしたことはなかったけど、決して侮れないと思います。

最終戦で、ようやく?最高の釣りができました。
今年も一年、ありがとうございました。
皆様、良い年をお迎えください!

釣果
ブラックバス : 58cmまで6本   (プロップジグ)






剥製工房★GALAXY