2018年9月 釣行記

9月19・20日(水・木)

今年も長い長いオフを経て、ようやく遅い遅い秋シーズンの開幕戦です。
シーバスのセミオーダーを頂いているのですが、なかなか手配出来ていません・・・TT
長らくお待たせしているので、もうキャンセルかもしれませんが、それはそれで止むを得ません・・・
でも、「シーバスアングラー」を自負する私としては、それがとても悔しいのです・・・
「例年であれば、1年程度あれば、手配出来ると思います」などと、
安易に回答したのが、本当に情けないし、
何よりも期待に沿えなくて申し訳ない思いで一杯です・・・TT

そんなわけで、今年は本気でシーバスを狙います。
ここ数年はホームの由良川が不調で、なかなか思うような釣果が出てません。
それでも、居るところにはいるハズで、地形の変化によって、回遊ルートが変わっただけだと思います。
とすると、今までの実績ポイントはあてにならないので、今年はイチからポイントを探すことにします。
全くの知らない川を撃つには、本格的なシーズンの前に、動かねばなりません。
今回は、偵察がてら、ホームの由良川に入って、なんとか小さいヒントを見つけに行きます。

一応、確認のために、いつもの中流域の実績ポイントからスタートします。
ここはカーブの内側で、遠浅のポイントになります。
ウエーディングして、遠くの流芯と、シャローに差してくるシーバスを撃つのが、私のパターンですが、
流芯が近くなって、シャローがなくなってしまっていました。
これでは、シーバスの通り道にはなるけど、餌場にはならないので、1時間でパス。

この状況では、かつては流芯が通っていた、対岸のポイントが浅くなるハズです。
対岸に移動して、少し上流のカーブの内側で、浅くなって、泥が堆積しているポイントを見つけました。
遠投すると、早い流れから、きっちり流芯に届いていることが分かります。
半分くらい巻いたところで、流れの向きが変わるので、ここが反流点。
そこからは上流に向かって流れてる、完璧に自分がイメージするシーバスの捕食場所です。
手前に広がるシャローでは、かなりの数のベイトが・・・雰囲気も満点です。

流芯にキャストし、流れに乗せて少しドリフトさせる。
そして、流芯を外れたところでリトリーブ開始すると、長くHITゾーンを流せますね。
開始10分、イメージ通り、流芯のキワでHIT〜^^
60クラスでしたが、イメージした通りの出方をしたので、とってもうれしいです^^
小さくても、ポイントとして成立していることが分かっただけでもOK^^
パターンの確信を持てたので、後は、サイズが出るまで、ひたすら通って、投げるだけです^^;;

この後、ウエーダーを履いた状態で、周囲を探索して、ブレイクの位置を確認しておきました。
本格シーズンに入った後の、雨の後!ここで一発狙います!

次の日はボートからアオリイカ狙いです。
以前はトンカツサイズになる、10月からシーズンインだったけど、
皆の出足が早いので、それに合わせて、だんだん私も早くなってきていますね^^;
実際、10月になると、アオリイカ自体の数が激減するので、あまり釣れません。
沖漬けは小さい方が美味しいというのもありますね。
今回も焼酎とエバラのすき焼きのタレで作った特性ダレに、たんまり漬け込む予定です。

曇天、ベタナギの日に合わせて、釣行予定を立てたのですが、低気圧の発達が予想より早いですね・・・><
昼からは大荒れの予報に変わってしまいましたがな・・・TT
下手したら朝一勝負を覚悟になってしまうので、最初から本命ポイントのSに入ります。。
すると、いきなり3連発からスタート^^
「今日は爆釣かぁ??」と思ったのも束の間、すぐに沈黙してしまいました。

最近のアオリイカはこの「朝一パタパタパターン?」が多いですね・・・^^;
アタリが無くなってからは実績ポイントをランガンして、
対岸のOM付近、OHも攻めましたが、パラパラと拾っていく感じでした。

それでも、少しずつ数を重ねて、なんとか11時までに12杯GET出来ました。
とりあえず、仕込んできた「沖漬けのタレ」が無駄にならなくてホッ^^;;
最低限のノルマをクリア出来たし、雨雲予報を見ると、
1時間ほどで降り出しそうなので、ここで撤収としました。

釣果
シーバス : 60クラス1本   アオリイカ : 胴長20cmまで12杯
 

9月23日(日)

今回は夫婦船でアオリイカ釣りです。
去年は10月に行って苦戦したので、今年は、まだ数の多い9月に釣ってしまう作戦です。
ただ、9月と言えども、3連休の中日は厳しいなぁ・・・
この時期の平日だったら間違いないので、
せっかくかみさんに金曜日に休みを取ってもらっていたけど、天候が微妙で流れてしまいましたTT

二人乗りで、しかもビギナーさんとの場合は、どうしてもベタナギ限定となってしまいます。
この時期は特に、都合と天候を合わせるのが難しいですね><
ま、こればかりはどうにもなりませんもんね^^;
昨日がやや荒れ気味だったので、あまり叩かれていないことを祈ります^^;;

朝は昨日の荒れが少し残る予報なので、とりあえず湾内からスタートします。
アングラーですぐに一杯になるのが分かっているので、
とにかく誰よりも早く出港して本命ポイントに入ります。
開始早々、私がHIT〜^^
その後もパタパタと拾って、2時間でなんとか4杯の釣果でした。
その頃には、案の定、周りはアングラーだらけになってしまいましたTT
プレッシャーを考えると、このまま粘ってもちょっと釣果は伸びなさそうです。

かみさんを見ていると、まだ、釣果は出ていないものの、きっちりシャクれていますね。
風を切る音を聞いていると分かります^^;
1年振りでこれだけシャクれれば十分、ビギナーにしたら、かなり筋がいいと思います。
ただ、かなり腕がだるそうなのは、不要な力が入っている証拠ですね。
もう少しスナップを利かせて、ムチのようにシャクれると、
もっとラクにエギをシャープに動かすことが出来ますよ^^
ただ、今のままでも、続けていれば、HITするのも時間の問題だと思います^^;
後は、途中でリタイアしないことだけ?かな。

いったん、トイレ休憩して、波が収まったタイミングで、沖の島まで走ります。
私が2杯追加したところで、とうとうかみさんにHIT〜^^
うーん、まずまずのサイズですね、おめでとうございます^^
ビギナーは何よりも1匹釣ることが大切です。
不安のままシャクっていても、なかなか気持ちが続かないですよね?
これで、確信をもってシャクれるので、もっと釣れることでしょう!

と、思ったけど、なかなかそう簡単にいかないものですね。
波、風はなくて、ベタナギと言ってもいいくらいですが、
わずかに残る昨日の波は、一番酔いやすい長いスパンの波。
どうやら、これにやられたようで、見ていても、ちょっとしんどそうです。
顔も血の気が引いて、ちょっと白くなってます。
「イカがイカ釣りしてるやんけ!」の渾身のボケに、ツッコミの早いかみさんの反応がない。
うーん、「これはちょっとヤバいな。」
口では「大丈夫」とは言っていますが、そう感じたので、ここでいったん港に戻ることにします。

港に戻る途中に、島の南側に波が静かな砂浜があったので、とりあえずここに上陸することにしました。
30分ほど浜で寝ていると、すっかり回復したみたいなので、なんとか再出港できました。
ホッ^^

タイムリミットが12時なので、残り1時間。
島の回りはアングラーだらけですが、なるべく人が少ない、プレッシャーの低そうなところを流します。
残念ながら、私が2杯追加出来ましたが、かみさんは今年も1杯止まりとなりました。

ま、でも、この虎の子の1匹が、本当に大切なんですヨ。
ちゃんと写真も撮ったし、SNSにも上げたし、記憶にも記録にも残るので!
1と0では大違いなので、それを考えると、これで良かったんだと思います。

来年に向けて、ちょっとやり残しがあった方がいいと思います。
もう少しプレッシャーの低い時に行けたら、もっといい釣りが出来るでしょうね。

今回は、いつもの焼酎ではなくて、日本酒のアルコーを飛ばして、
エバラのすき焼きのタレと醤油を入れた「特性ダレバージョン2」に漬け込みました。
人に差し上げる場合は、焼酎だと、どうしてもアルコール度数が高いのと、
独特の味があるので、好みが分かれてしまいます。
その点、日本酒の方が、万人に合うと思います。

ちょっと色が薄いのは、イカが水を吐いたから薄まったのでしょうね。
味はしっかりついていますが、色が薄いと美味しそうに見えないものですね。
そこで、2度漬けのタレは、中原醤油さんの沖漬けのタレを使いました。
この中原醤油さんの「沖漬のタレ」は個人的にはやや辛口に感じますが、
やっぱり専用だけあって、万人に好まれる、優等生のタレですね。

一方、私が焼酎とエバラで作るタレは、一部のツウからとことん愛されるタイプです。
中原さんのタレはそのままでパーフェクト!
自作のオリジナルタレは、好みに合わせてアレンジ可能です。
例えば、ご飯のおかずにする時は、エバラの割合を増やして、やや濃い味で、甘辛く仕上げます。
晩酌のアテにする時は、焼酎多めで、スッキリと仕上げます。
この2パターン作って冷凍ストックしておけば、用途に合わせて食べられます^^
これでまた、しばらくの間の楽しみが出来ました^^
欲しい方、おられましたら、おっしゃってくださいね^^;

釣果
アオリイカ : 胴長18cmまで9杯



9月25・26日

週末に台風が直撃するので、ボートは出せそうにありませんね。
今回はショアオンリーで、台風前の荒食いを期待して、シーバス狙いに行ってきました。

まずは前回、時間をかけて見つけたポイントに入ります。
前日の雨で、弱い濁りが入っていればベストなんだけど、
うーん、大きな川だけに、ちょっと降り方が弱かったか・・・
全く濁りなしで、しかも開始早々、月が出て、しかも満月・・・
無風で快晴、満月、濁りなしとなると、この時点でほぼ勝負あり!みたいな感じですね・・・
救いは、ここは流れの反流点で、ベイトがたくさんいること。
他の条件はダメだけど、やっぱりシーバスには、ベイトが居るというのが一番大切な条件です。
粘れば、回遊に当たるかもしれませんね。

ベイトさえいれば、満月は決して悪いだけの条件ではありません。
明るいとベイトが上ずって、生命観が出ますね^^
こうなると、釣れていなくても、なんか、ヤル気が持続しますね^^
ボラは至る所で派手にジャンプ、他の小魚もパチャパチャ。
音に釣られて、遠くに居るシーバスも寄ってきそうな感じがしてきますね^^;

時々、後ろを振り返り、ライトを照らして、浅い所に溜まっているベイトを散らします。
すると、ライトに照らされたベイトは、パニックになって深い方に向かって走ります。
ま、私の感覚では「天然の巻き餌」のようなもんですね。
どうも、イワシを撒きながら釣る、カツオの一本釣りのイメージと被ります。

ここで粘ること4時間、ハネ1、セイゴ1、ボラ3の釣果でした。
やはりベイトが居ても、明るいと、シャローに入るには警戒心が勝ってしまうのかもしれませんね。

タイミングの問題なのかもしれないので、確認のために、朝も同じポイントに立ちます。
結果は同じ、セイゴ1でした。
この日の夕方までやるつもりですが、ここで粘ってもちょっと可能性は低そうですね。

ここで、A海に移動します。
久しぶりなので、明るい時間にブレイクの位置を確認します。
ここぞ!というブレイクに立ち、ブレイクと平行にキャストする・・・
そして、午後7時、ようやくHIT〜
ここではアベレージの70弱位でした。
8時に河口に移動して、9時半まで頑張りましたが、この日はこの1本だけでした。

今日は、最初のリバーでやり通すつもりだったので、「エイガード」を持ってこなかったけど、
今年もやたらアカエイが多いですね。
以前は時々見かける程度でしたが、今は普通に至る所に居ます。
しかも、「もう奴らのテリトリーと化した?」のかわかりませんが、そう思いたくなる位、
ライトで照らしても、人間が近くに居ても、全く逃げようとしないのが多いですね。

ここはもう、エイガードが無くては、立ち入り禁止にした方がいいかもしれませんね。
エイガードをつけているアングラーは、ほとんど見たことがないので、近いうちに被害が出そうな気がします。
ま、私もエイに刺されたことがないので、エイガードで完璧に防げるのかもちょっと不安です。
効果を過信し過ぎてもいけないのかもしれませんね。

さて、帰りは一仕事。
とある釣船さんから依頼のあった、魚の引き取りに行きます。
なんと、真鯛の96cm、10,51キロですと!
この方とはFBで友達になっていたので、この魚が釣れたことは知っていました。
前日に「超いいね!」していました^^
こんな形で繋がる、こともあるのですね、先方も驚いておられました。
いやいや、世間は狭いのか、SNSの力が大きいのか・・・
良い作品にしますので、是非、ご期待下さいね!

釣果
シーバス : 69cm  ザブラミノー   他ハネ1、セイゴ2


剥製工房★GALAXY